eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

『代数と数論の基礎』中島匠一著(その後)

『代数と数論の基礎』をほぼ読み終えて、章末問題を解いています。以前書いたように、非常に親切に書かれた本だと思います。なぜこのような定義をするのか、これを考えることで何がいいのか、ということをできるだけ伝えようという著者の’気持ちが伝わって来るようでした。章末問題も、詳しい解答がインターネットを通して参照できます。『代数方程式とガロア理論』が楽しみです。
書籍の形式で注文を付けるとすれば、定義と命題は、これらで通し番号を付けていましたが、例は別の通し番号が使われていました。そのため、命題2.XXを参照する場合、途中で、例2.YYがあっても、命題2.XXがこれよりも前にあるのか、後ろにあるのかわからず、命題か定義を探しにいかなけらばならなかったのが、少し残念でした。定義、命題、定理、例、例題すべて統一の通し番号を付けるのが便利なように思うのですが、そうしない方が良い理由があったのでしょうか。