Windows Power Automate を使用しての感想
毎週、決まったウェブサイトにアクセスし、特定のファイルをダウンロードしています。定型的な作業なので、簡単にできるような工夫はないかと思っていました。RPA (Robotic Process Automation)を使えば良さそうですが、Microsoft がPower Automateというのを無料で提供しているそうなので、少しかじってみました。
使ってみた感想は、
- 重い:とにかく動作が鈍いです。私のパソコンが古いせいかもしれませんが、立ち上がるまで、実行ボタンを押して実行が始まるまで、プログラムの編集が終わって保存が終わるまで、忍耐です
- 変数はすべて大域変数か?:局所変数や、サブフローの引数が使えるのかどうか分かりませんでした。この状況だと、少し長めの処理をさせるのはプログラムするのがつらいかもしれません
- 機械翻訳を使っている?:変数の設定の説明が変でした。「set a variable X to Y」を翻訳しているみたいで、「to Y」のYはXに設定する値なのに、まるで変数のような説明だったと思います。何回かPower Automateを更新しているうちに、今は「変数」「値」と修正されていますが、最初は戸惑いました
- キーの送信:「キーをハードウェアキーとして送信します」というラジオボタンがあるのですが、「ハードウェアキー」の他に何があるのか? それらがどうちがうのか? さっぱり分かりませんでした。Control+Pを押すのをエミュレートして欲しかったのですが、このラジオボタンをon(つまり「ハードウェアキー」として送信した)にしたところ、私の思い通りになったのでこれで良かったのでしょう。
- ウエブのUIの部品を指定しやすかった:ボタンであるとか、リンクであるとか、このようなUIの部品をマウスで指定できました。この点はやりやすいと感じました。これを変数の値として設定したり、参照できたりすればもっと使い勝手がよくなるのですが(少なくとも私には)、「変数の設定」をしようとしたところ、できないように思いました
- pdfでファイルを保存するために、「Microsoft Print to PDF」をデフォルトのプリンターにして、保存させようと思いましたが、十分な時間(今は一応10秒待っています)待機させないと、正しくPDFファイルとして保存できないことが多かったです
MSDOSのバッチファイルでUI部品が使いやすくなったようなものだなという感じがしました。
私が参考にした本を記録しておきます。