eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

消費者が望んでいるのか?

最近、ノートパソコンの電源ケーブルの耐圧電圧が気になって調べてみました。ACアダプター本体は100から240Vまで入力できるようなのですが、コンセントとACアダプターとを電源ケーブルが結んでおり、そのケーブルは100VACであると書かれていました。

ACアダプター: 動作電圧:100-240 VAC(電源コードは100VAC)

わざわざ「電源コードは100VAC」と書いてあるのを見ると、意識してこのように発表しているのだと思います。このパソコンを買った人は、コンセントからの電気が、例えば200V以上の国に行くときには、変圧器を持っていくか、それだけ高い電圧に堪えられる電源ケーブルを持っていかなければならないことになります。
ACアダプター本体は240Vまで対応しているのに、コンセントとACアダプターを結ぶケーブルだけのせいで、余分なものを運ばなくてはならなくなるというのです。日本国内では快適に使えるかもしれませんが、海外に持っていくときには気をつけなければならないパソコンと、気にせずにどこにでも持っていけて使えるパソコンとどちらを、消費者は望んでいると考えているのでしょうか。
製造物責任を問われるのを避けるためなのかもしれませんが、消費者の求める物と大きくかけ離れているような気がします。日本には240Vの国に対して製品を作っている会社は少なからずあると思うので、240Vに耐えられるケーブルにするのがそんなにコストアップにつながるのでしょうか。実際の電源ケーブルには「VCTFK 300V」と書かれてありました。これの意味するところは何なのでしょうか。

これと似たようなことに、冷蔵庫があります。年々、大型になっているように感じています。正確に言うと、電気代が節約できるような良い性能の製品は大型の冷蔵庫に限られ、小さい冷蔵庫は電気代が節約できない製品しかないように思います。買い替えを考えたときに、大型の製品にすることで価格が高くなる分を、電気代の節約で補えるかどうか計算してみたのですが、どうも、補えないような結果が出ました。大きな冷蔵庫が置けるような家であればよいのですが、スペースの面からも大型化は歓迎できません。日本の家電メーカーは消費者の動向を調べていると思うのですが、どうも私の希望と違う結論を得ているようです。