eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

敵基地攻撃能力と非暴力不服従

ロシアのウクライナ侵攻が起こって(2022年2月24日)3か月以上経過しました。一方で、日本国憲法を「改正」し敵基地攻撃能力を持てるようにしようという動きがあります。もう一方、非暴力不服従で対抗しようという動きもあります。どうすればよいのか結論は出せていません。
敵基地攻撃能力を持とうとする人たちへ:

  • 敵基地を攻撃する能力を持っていれば相手は侵攻を思いとどまってくれるのでしょうか?(おそらくそれが北朝鮮のやり方なのだと思います)
  • (相手が思いとどまってくれない場合)日本はそれにすぐに対応できますか? おそらく最初の一撃で敵のすべての攻撃能力を削ぐことは不可能で、反撃されることは予想しなければならないはずです。反撃に対してどのように対処しますか?
  • (反撃に対処する準備ができていない場合)どれだけの準備が必要ですか? スウェーデン[2]やフィンランドの例が参考になると思いますムーミンの国の危機意識 フィンランドの地下シェルターを見た:朝日新聞デジタル
  • 周りを海で囲まれている日本の場合、継続して戦争する能力は何年でしょうか? 現在、エネルギー自給率、食料自給率は心細い状況だと感じています。

非暴力不服従で対抗しようとする人たちへ:

  • 具体的にどうやって対抗するつもりですか?
  • これまでに軍事的に侵攻されたときに、非暴力不服従で対抗した例はありますか? ガンジーマンデラの例では、戦争が関係する場合に説得力が弱いような気がします。バルト3国はソ連に対して軍事的に対抗しなかったようですが、結果的にはソ連に併合され、ソ連軍の駐屯、国民の強制移住や大量逮捕などがあったようです[2]。これは参考になる事例でしょうか?

どちらの場合にしても、次のようなことが気掛かりです。一家に2枚のマスクを供給するにも、一人当たり10万円の給付金を届けるにも結構な時間がかかりました。食料や医薬品を配布するのはもっと大変なことになりませんか?

第2次世界大戦中、北欧諸国がどのようにナチスソ連軍に対処したのかは参考になると思い、次の3冊を読みました。

  1. 北ヨーロッパ現代史(中津孝司)
  2. 戦う北欧(武田竜夫)
    • title: 戦う北欧
    • subtitle: 抗戦か・中立か・抵抗か・服従
    • author: 武田 竜夫
    • publisher: 高木書房
    • year:1981
  3. リンドグレーンの戦争日記