eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

「数学ブックガイド100」を借りて

図書館から「数学ブックガイド100」という本を借りました。ところどころ、面白そうなところを探して読んでいる状況です。
「曲線と曲面の微分幾何」(小林昭七著)の紹介のところに次のような記述がありました。

言葉や数式で表現されていることを自分なりに絵を描いて理解できるかどうかが著者の意図を正しく読み取れるかどうかの鍵になっていたようである。(中略)必ずしも芸術的である必要はないが、正確な、上手な写生というのを小・中学校で十分練習したものは、対象物を細かい要素に分解したり、それを再構成したりする練習も十分行っている。図形に対するこういう練習を子供の頃にしっかりやってきたかどうかといったことがこの辺で数学の理解にはっきり影響しているように見えるのである。

シュタイナー教育の話で、子どもの頃にしっかり野原を歩いた経験を持っておくと、大きくなって数学が得意になるというような話を聞いたような気がしますが、本当に何がつながってくるのか、予想もつきませんね。私が大学の教養課程で取った「図学」も数学の幾何学を勉強するのに役立ってくれているのでしょうか? まだ、その恩恵を十分に感じるには至っていませんが。