chromebook
chromebook がパソコンの代わりになるかどうか検討するために、chromebookでやりたいことをメモしてみます。
複数の解き方を考えること
ある国から来た留学生に割合共通する特徴がみられることがあります。一つの問題(たとえば、二次関数の式を決定する問題、定積分でグラフが囲んだ部分の面積を求める問題)に対して、ある場合にはこう考えると計算が楽になると説明しても、その時はうなずくなど反応を見せるのですが、後日、それを使った問題を解かせると、まったくその方法を使わずに、普通のやり方で解こうとして(したがって、計算手間が多い)いることです。
彼らは、日本の学生であれば公式ではなくその場で式を作って解くような問題でも「公式」として覚えているので、決して記憶力が悪いというのではないと思われます。おもりにひもを付けて、ある高さまで持っていった後で、手を離したときに最低点での速さを求めるという問題も、「公式」として覚えていました。力学的エネルギー保存則を使えば、位置エネルギーが運動エネルギーに変わるということを式に表してすぐに解けるので、そんなに「公式」とする必要があるのかなと思いますが、とにかく、解く時間を節約するためなのか、それを「覚えて」いました。
ひょっとしたら、このような「公式」をたくさん覚えなければならないと思っているので、覚えることを減らしたいために、一般的なものを一つ「覚えたら」、ある意味特殊なものは「覚えない」ようにしようとしているのかもしれません。しかし、前述した、二次関数の式を決定する問題にしても、定積分の計算にしても、「理解」すれば「覚える」必要はないと思います。「覚える」から「理解する」に意識を変えることができれば、彼らは飛躍することができると思います。しかしながら、彼らの信念になっているような「思い込み」を変えるのは難しく、今のところ成功していないようです。
過去問演習
いくつかの大学の過去問演習をやっています。過去問を解く理由、あるいは、過去問を活用する方法をよく考えているかどうかは、重要なことだと思います。
- 本番の練習をする:そのためには、本番と同じ時間で解く必要がありますし、どれが解けそうか決定する必要がありますし、解答の順序を考える必要もあります
- その大学の出題傾向を推測する:何年にもわたって、同じ形式、同じ分野の出題をする大学もあります。その時には、自分が受験勉強をする時に、どこに力を入れ、どこで力を抜くのか(あるいは他を優先させるのか)考えることができます
漫然と一番から制限時間を設けずに解答していったのでは十分な効果が得られないと思います。
過去問演習
いくつかの大学の過去問演習をやっています。過去問を解く理由、あるいは、過去問を活用する方法をよく考えているかどうかは、重要なことだと思います。
- 本番の練習をする:そのためには、本番と同じ時間で解く必要がありますし、どれが解けそうか決定する必要がありますし、解答の順序を考える必要もあります
- その大学の出題傾向を推測する:何年にもわたって、同じ形式、同じ分野の出題をする大学もあります。その時には、自分が受験勉強をする時に、どこに力を入れ、どこで力を抜くのか(あるいは他を優先させるのか)考えることができます
漫然と一番から制限時間を設けずに解答していったのでは十分な効果が得られないと思います。
オンライン授業
緊急事態宣言が出されたことも影響し、明日はオンライン授業をすることになりました。
- 数学の入試問題の解き方の授業ですが、白板を使って字を書いてそれを写すと、相手側にうまく見えるのかどうか不安があるので、パワーポイントのファイルを使うことにしました
- 入試の問題をスキャンした画像データ、解答をスキャンしたデータを用意し、スライドに貼り付けました
- 対面授業では白板に書かずに、話をするだけの内容も、一応、スライドを用意しました
対面授業に比べると、少し手間がかかります。学生が問題を解いた後で、解答用紙の写真を送ってもらい、それを見ながら、説明の仕方を微調整したいと思います。