eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

教員採用試験の倍率

教員を志望している人が減っていて、教員採用試験の競争倍率が過去最低になったという報道がありました。
競争倍率を気にしているところがよく理解できないですね。これまでは競争率が高かったから「優秀な」教員候補者が集まっていたのでしょうか? そうかもしれないし、そうでないかもしれません。優秀な人だけが募集人数だけ来てくれれば問題ないと思うのですが、競争しなければ優秀な人材が来たとは言えないという結論になるのでしょうか?競争により教員候補者の質を保証できるという考え方が根底にあるのでしょうね。変ではないでしょうか。確かに「競争が激しければ優秀な人材が来ているはずだ」が成り立っていれば、採用、不採用を決める人は、極端な話、あまり志望者を見ていなくても仕事ができると思います。
これからは人口(特に労働人口)が減ることが予想されているのですから、競争に基づく採用をしていたこれまでの常識を疑ってみる必要があると思います。
また、私たちが教育実習をする時には、「大学院を卒業してから教員になっても、大学を卒業するのと変わらない(たぶん給与面)」と言われていました。つまり、大学院に行ってから教員になるメリットはないということでした。過去の知識を次世代に伝えるという仕事ならば、大学院でなくても大学卒業者で十分なのだろうと思います。これからは、常に新しい知識を身に付け、知識を生み出すことが要求され、それができるようにすることも学校教育の役割なのだとしたら、大学院で新しい知識を創り出した経験は重要だと思います。今は、変わっているのでしょうか?
https://www.asahi.com/articles/ASP6S6QGNP5VUTIL06B.html