eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

大学入試

高校三年生に数学を教えていましたが、いくつかの大学に合格できたようでした。
合格できたことは喜んでも良い事ですが、自分の力で合格を獲得したというよりは、入試を受けた人たちとの相対的な競争で、比較上位に入れたという印象を強く持っています。

  • 数学を理解していたかどうか:理解が十分ではなかったと自分でも意識していると思います
    1. それは一つには、学校から与えられた参考書や問題集が生徒が到底こなせないような量であったことがあると思います
    2. 自分が理解できなかったことが、十分に認識できなかったのではないかと思われることもあります。数学を勉強しながら、自分の頭や心の状態が、理解した状態なのかどうか、明確に理解できなくなっている(テストによって判定してもらう必要がある)ような気がしました
  • かけた労力に見合った成果か:いくつか受験した大学(数学1A2B)の過去問を見る限り、教科書のレベルの問題を理解して解けていれば十分に合格できそうな程度の点数が取れそうだと思いました。ということは、多くの問題に手を出すよりも、数は少ないかもしれないけれども、一つ一つをしっかり理解しながら進めたほうが、結局は少ない労力で、確かな実力がついたように思えます
  • 高校で何を学んだのか:高校の授業計画(各学年で何をどれだけ学習するか)が大学入試を過度に意識していたような印象を受けました。例えば、その生徒は、1年生で世界史Bの教科書を使っていましたが、週に2時間しか学習時間がなく、結局、2年生から理系コースに入ったので世界史Bの教科書が終わらなかったと言います。中途半端な学びになり、何を高校で学んだのか、自問自答したときに、確かな答えができるでしょうか?

複数の大学・学部に合格したので、その中から自分が最適だと思う所に進学するはずですが、大学では、自分がしっかり理解するということを頭において、勉強や研究を進めてほしいものだと思います。、