eineblumeのブログ

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『代数方程式とガロア理論』中島匠一著

『代数と数論の基礎 (共立講座 21世紀の数学) |』に引き続いて、続編の『代数方程式とガロア理論』を読み始めました。400ページを超える本ですが、中心となるのは320ページ程度で、残りは準備として必要な事柄の説明です。現在中心部分の四分の一程度まで読み進みました。
前著と同様、定義や証明は、その概念の必要性や、実際に何を狙っているのかというところも記述されており、理解しやすいと思います。また、この本は、定義、命題、例、例題などに、すべて単一の通し番号が付けられているので、例えば照明の途中で「命題XXX」を参照しなくてはならない時も、該当するものを探しやすくなっています。