eineblumeのブログ

日々感じたことを記していきます

『代数方程式とガロア理論』中島匠一著(その3)

本日、メインの部分を読み終わりました。6章の最後の10ページは飛ばし読みでしたが、なんとか読み終えました。この本の良いところは、書いてあることに根拠が示してあることです。行間が少ないというのではなく、「XXXである」と書いてあるとすると、その直後に(命題6.12(2))などというふうに、その根拠となる命題などが詳しく示されているのです。これは本当に助かりました。これが数学の書籍の標準となってほしいものです。何かを主張するときには、その根拠を同時に示す(特に初学者が読むような入門的な書籍では)のは当然ではないかと思います。
今回は、自立して読んだというよりは、手を取って、引っ張ってもらったという感じでしたので、またいつか、読み返してみたいと思います。